皆さん!杉元佐一の名前・・・。
作者の野田サトル先生の曽祖父(杉本佐一氏)のお名前からきていることご存知ですか?
(元と本が違います!!)
先生は、きっとお会いしたこともない曽祖父の歴史も大切にされているんですねぇ。
描きながら敬愛の念も持ちながら杉元の成長を見つめ続けていたのでしょうか。
野田サトル先生の作品の特徴は、出身地を舞台に描く事もありますが、
大切な人も物語に取り込んでいるところ。
主人公に家族の名前をつかう。
そうゆう漫画家の方っていない気がします。なんか好感もてますよね~。
なぜなら自分の歴史を大切にされているから。そして育った北海道の空気を、沢山吸ってすごされた先生だからこそ魅力ある本物を描けるわけです。
それでは愛ある経緯で生まれた杉元佐一という人物をより知っていきましょう!!
ゴールデンカムイの杉元佐一の魅力!!
ゴールデンカムイの登場人物の特徴として、
どのキャラクターも主役級に面白く魅力的なことですが、
その中でも杉元佐一が主役なわけなんです。アシリパさんと出会い、ツイン主役となっていきますが、アイヌの世界を知らない和人サイドの一般人要素をもつ主人公であり、
様々なことと出会う中で物語の舵取りをしていく大切な存在。
様々な出会い、経験の中で成長、再生していく旅路。
ラスト、
人としてどう生きていくかに結び付けていく。杉元佐一の旅なんですね。
ゴールデンカムイの杉元佐一のキーワード
杉元佐一は実は普通の人です。変態な性癖を前面に押し出すキャラでもなく、
民族、北海道、日本の未来を憂いて大儀を持ち行動する人でもない。
目の前の自分が出会った大切なものを優先し生きている。
一人の人間としてどう生きるかを大切にしているようなタイプの方です。
ゴールデンカムイの杉元佐一の軍帽
お気付きでしたでしょうか?杉元佐一は軍帽を脱ぎません(笑)
お風呂でも、家の中でも食事中でも、もちろん除隊していても、です。不思議です。
もちろん人からもらった大切なもの、というイミもあります。
只、除隊したのに兵隊であった自分を脱ぐことが出来ない。時が止まっている…。または、兵隊であった自分がアイデンティティになってしまい、軍帽はその象徴なのでは、と登場した1話より少し寂しさを感じました。皆さんは違和感を感じませんでしたか?
また、単に変態大好きの作者の野田サトル先生が、入浴シーンで裸に軍帽がエロいから(笑)とお話しされてもいますので、脱がない理由はオチャメでもありますし、
漫画的に判り易いキャラクター説明ともいえます。見るからに戦う人、元軍人なのかなって思いますから。
でも着物と合わせて被っているので、やはり面白い恰好ともいえる。人目を気にしない…?
やはりマンガならではのキャラクター設定ですかねっ。
元々は第七師団の菊田特務曹長(菊田杢太郎(もくたろう))より譲り受けたもの。
菊田特務曹長の弟であり、日清戦争で餓死した菊田藤次郎の軍帽です。
未だ陸軍に志願する前の杉元佐一。故郷を捨て、天涯孤独となり、自暴自棄になっていたころ、菊田と出会い、菊田の仕事に協力することになりました。
菊田は次第に杉元佐一を弟の姿に重ねていきます。陸軍を勧めて戦地で餓死させてしまった弟への自責の念のある菊田ですが、杉元佐一が放った「自分を許してもう前に進んだら。」という言葉に、弟の藤次郎が菊田に向かって伝えたメッセージのように受け取ります。
そんな中、陸軍に入ると伝えた杉元佐一に戸惑う菊田でしたが、「自分で選んだことで、菊田を責めたりすることはない。自分は不死身だから。」と伝える杉元佐一。
菊田と出会うことで新しい道を見つけた杉元佐一と、自責の念から前を向くターニングポイントとなる菊田のエピソードがこの軍帽には秘められています。
お互い陸軍でまた出会うことが有ったら、”初めまして”から始めよう、と菊田。
杉元佐一に軍帽を譲渡し、それぞれの新しい未来に別れる二人。
もう手放せるようになった軍帽と、これから進む道を象徴するアイテムを譲り受ける。二人の未来に象徴的な不思議なやりとりでした。なんだか清々しいですね。
ゴールデンカムイの杉元佐一のマフラー
杉元佐一のマフラー!!突然マフラーだけお洒落だとおもいませんか(笑)
結局このマフラーが杉元だと気付く一番のアイテムではないでしょうか。
実写化の時に、少しマンガの色とは変えたということです。
象徴的なアイテムの為、こだわらないといけないところ。
衣装係の方がこだわったようです。実写化のマフラーにもご注目!!
多分温かいから買ったであろうこのマフラー。
ウールなどのフェルト地で、本当は重さがあると思うんです。
でもマンガ上ではいつも木綿のように軽やかになびいていて(笑)
気付きましたか?
不思議でしたが、多分野田サトル先生のこだわりのマンガ表現ですかね。
今までもスカーフがいつもなびいている主人公のマンガとか、ありましたよねっ。
おしゃれな感じが上がる表現。
先生のお好きなマンガの影響だったりするのかなと。
杉元佐一の素敵ぶりも上げてくれています。
また、杉元佐一の戦うシーンの動きや、力の強さ、速さもわかりやすく伝えてくれたりしてます。
一役買ってくれていますね、あのマフラー。
働き者!!
あれだけで北海道の寒さは凌げませんが、
人より筋肉多いからHOTかな(笑)
作者の野田サトル先生曰く、マフラーは小樽で入手したものということ。
寒さの表現にも一役買ってくれています。
小樽には外国人が多く、海外のものが手に入りやすかった、ということです。
杉元佐一は、おっ!温かそう!で購入したのか、寒いから丁度よいな、と購入したのか。
なかなかおしゃれなものを選んだなあと思います(笑)
素朴だけどオシャレ感があるあのマフラーのデザイン。
先生どうやって決めたんだろう…。とくになし…なのかな…。
杉元佐一の人柄も伝える大切なデザインだとおもうんです。
荒々しさの中に、ふつうであったり、素朴であったりもする杉元の人柄を伝えるような。
正義感やまじめさ。荒々しさを封じ込めてくれているデザインだとおもいませんか?
ゴールデンカムイの杉元佐一の服装
時は明治時代。
日本独自の伝統と文明開化で近代化していく狭間の時代です。
服装はどのように変わっていったのかというと、そう大きく変わったわけではなく、
普段着は未だ未だ和服で、洋装と旨くMIXした日本独自の洋装が生まれ始めていました。
こうゆうの現代の日本もそうですが、外から入ってきた文化を日本流に生まれ変わらせるの、得意ですよね~~~!!
そこには流行り廃りもちゃんとあって、若者たちは流行の最先端に乗ることをやはり気にしていましたし、新しい日本ならではのアイテムも生まれていたのです!
特に外套!!
洋装のコートを着ても中は和服。和服は袖が広がっているので、現代のコートのように袖口までつながっているのではなく、肩で切れています。そして上からポンチョのようにかぶせるだけのコートも着て、2段仕立ての仕組みになっていました。和服の為に生まれたコート…。
そのコートがその時代の当たり前になるほど定番化して。(名前はトンビとかインパネスコート、二重廻しとかゆうらしい。)
おもしろいなあ。
制服や軍服は洋装。
一番象徴的なのが帽子です。明治から昭和初期にかけて、男性にとって帽子が必需品になっていくんです!!子供も大人も!!
始めの頃は江戸時代の髪型をやめたばかりで、いわゆるザンギリ頭とよばれる髪型に抵抗があった男性達が頭を隠すためにかぶりはじめたそうです。おもしろい!!
次第にイギリス紳士のように身だしなみに欠かせないアイテムとなっていくんです。
帽子の種類も多いんですよ~!男性帽だけで、夏帽で5種類、冬帽で10種類ほど。
最近流行っていたカンカン帽やパナマ帽が人気!!カンカン帽なんか毎年買い替えてたとか。
あとはステッキも流行っています。
それでは杉元佐一はどうかというと、まず白いシャツを中に着ていますが、珍しい立ち襟の日本の詰襟の学生服のような形状のシャツを着ています。名前は中国の毛沢東(元元首)の名に由来したシャツで人民服のような襟です。軍服もこのデザインですよね。
その上にヨモギ色の着物を着ていますが、ひざ上の長さになるようたくし上げている。
そして洋装のトレンチコートを着ています。
着物の下は軍服のズボンを履いており、その上にかぶせるよう長靴を履いています。
長靴は大正時代まで日本陸軍で支給されていたもので、本革製であり、編上靴といいます。
ゴールデンカムイの実写化ではそれこそこだわりのオーダーメイドでこの靴は再現されました。
当時の縫製やパーツを正しく再現したものです。
ちなみに杉元佐一が履いているものは曰く付きで(笑)
気に入らなかった将校を半殺しにして奪ったものです。本編でご覧ください(笑)

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